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彼女はとても頭がよく、誠実な人だった。
現実を直視しており、上品ぶったところがなかった。
また、私が言うことを聞かないときにはぴしやりと平手をくらわしたものだ。
しかし彼女は常に肯定的、快活、そして建設的だった。
彼女はいつも、自らの運命を支配するというアイデアをもっていた。
彼女は私が何でもできると感じていた。
もし私が算数や何かで困っていると、『すぐ二階へ行って勉強しなさい、あなたは他の誰よりもうまくてきるのよ』と言った。
また、彼女は私に独立心をもつことを望んでいたので、私は一二歳のときに一人で汽車に乗ってボストンまで行ったこともある。
彼女はブレーブスやレッドソックス等の野球の試合に連れていってくれ、私たちは外野席に座ったものだった。
私と母はトランプでは勝負の早くつくブラックジャックやジンラミーでよく遊んだ。
彼女は私を打ち負かすのが大好きで、勝ったときには『やったわよ(の○月富)!』と叫んだものだった。
すると私は、今度こそは彼女を負かしてやろうと試みるのだった。
つまり、私は彼女に夢中だったのだ。ポイントサイトよりも
生まれた運動神経が、特に優れていたわけでもなかったのに、ホッケーが盛んな町の高校でアイスホッケー・チームの主将になった。
また大学ではゴルフ・チームも率いていた。
彼が化学工学の学士号を取ったマサチューセッツ大学では、運動選手中心のクラブに属しさまざまな学内スポーツで活躍した。
大学時代のロッカールーム仲間との交流は、今日まで続いている。
いったん試合が終われば敵側も快く一緒に一杯飲ろう、と誘ってくる。
またホッケlのように、速いスピードで氷上のあらゆる所で競技が繰り広げられるスポーツでは、各選手個々の役割はぼやけたものになってくる。
タイムアウトによって試合が中断されることもないので、各選手はチーム全体の動きを見ながら自らの役割を考え、常に新たな状況に自らを適応させていかなければならない。
これと対照的に、在宅ワーク支持者の前任者たちはニートン・フットボール式にポイントサイトを経営していたのである。
すべての選手は、監督が前もって指示したフォーメーションに基づいて詳細に決められた役割をもっており、彼らは、できたとしても一度には数ヤードしか前進できないことに慣れていたのだ。
在宅ワーク支持者は若いころの自分について「信じられないほど生真面目な性格で、キリスト教を熱心に信じていた」と言っている。
高校在学中に日曜のミサで牧師の従者を務めていた彼は、大学院生のときに四旬節のミサで、最初の妻キャロリンに出会った。